社会課題への取り組み
At Re:ADY B, we address three or more of the following four social issues in all product manufacturing processes. This project aims to solve social issues related to employment support for people with disabilities, the issue of kimono waste, the preservation of traditional culture, and the way women work.
捨てられていく文化
ブランド設立のきっかけは、知り合いの方が亡くなった際に大量の着物をいただいたことでした。
多くの家庭のタンスの中に眠る着物は、状態が良くブランドが証明される箱などがない限りはほとんど値がつくこともなく、現在も捨てられ続けています。
着物が包まれている「タトウ紙」を開くたびにその美しさに感動すると同時に、
こんなに美しい伝統技術が捨てられるところだったのかと、恐怖を感じます。
華やかな刺繍入り・美しい和柄の着物はもちろん、
無地で普段着に使われていた着物や、喪服、そのハギレまで、全ての使い道を模索しながら、
現代の生活スタイルに合ったデザインでのプロダクト展開を目指しています。
増え続ける、「背景」
弊社では、代表自身が出産を機に仕事を全て失った経験もあり、
「ライフステージや環境に左右されず、誰もがやりがいを持って働ける世界」の実現を目指し、
さまざまな取り組みを行ってきました。
就労継続支援B型事業所で働く障がいのある方は、
全国平均243円/時間が平均工賃との統計があります。
現在も、特にメンタル不調の方は増え続けていて、
将来的には1/5人の方が障がい手帳を持つ日が来るのでは、という予想値もあるほどです。
Re:ADY Bプロジェクトの市場調査で北米を訪問した際に、あちらでは障がいがあるかないかの「背景」がどのようなものであったとしても、成果に対しての正当な報酬が支払われていると知り、
これこそがわたしたちの目指す世界だと感じました。
Re:ADY Bは、フェアな取引を通じて、
関わってくださる全ての方とともに
成長していくことを目指しています。
協業企業紹介
Re:ADY Bは、さまざまな企業・団体様と協業することによって、プロダクトを展開しています。

就労継続支援B型 だんでらいおん様
製品の縫製作業の一部を、株式会社small.stepが運営する「だんでらいおん」様に業務委託しています。主に、主力製品の「8-way crutchbag」の制作を担っています。Re:ADY Bの「原点」ともいえるパートナー企業です。
株式会社small.step(運営会社)
廿日市市宮内4303-1
代表:安川智美さん

株式会社ワンオアエイト様
「不用な人から必要な人への架け橋に」をコンセプトに、遺品整理・生前整理を行いながらリサイクルショップを営む株式会社ワンオアエイト様と、着物や帯の仕入れに関する協業をしています。
広島市安佐南区祇園3丁目24−33
代表:原 匡志さん

株式会社NEUTRAL様
遺品整理などで大量に出てくる着物の仕入れ先として、株式会社NEUTRAL様と協業しています。さまざまな商品の買取を実施されていて、多くの着物や帯をご提供いただいています。
広島市西区井口台1-14-21 第3カジカワビル
代表:新 祐哉さん

合同会社とこらぼ様
廿日市市津田でレンタルスペースやアップサイクル事業、地域イベントの運営などを行う合同会社とこらぼ様と、着物や帯の仕入れを協業しています。運営する「ナガスタ」では、モノ・コト・場所のアップサイクルで人と人をつなぎ、就労支援にも取り組んでいます。
廿日市市津田4191-6
代表:金澤 萌さん、黒木 真由さん

就労継続支援B型事業所あおぞら様
服を作る下準備として、着物をほどく作業を、株式会社 勝矢和裁が運営する女性のための就労事業所「あおぞら」に業務委託しています。運営する勝矢和裁様は、着物の縫製を通じて女性和裁士の育成に努め、女性の働きやすい職場環境を整えてこられた企業です。
広島市西区観音本町1丁目14−9
代表:東 泰司さん

就労移行支援事務所CHIMED様
うつや発達障害等の障がいのある方が一般就労を目指して通所される事業所である就労移行支援事業所CHIMED様と協業しています。就労に向けた支援の一つとして、着物のハギレを使用したアクセサリーづくりなどの軽作業を、週に2回ほど弊社施設内にて実施いただいています。
広島市西区横川町2丁目5-5
事業部長:寺山 哲平さん

一般社団法人HAP-lab様
多様な個性を持つ方々が活躍するB型事業所として、地域資源を活用したものづくりを推進するHAP-B様と、壁掛けやマットなど、インテリア商品の共同開発しています。役目を終えた着物を裂き、手作業で織り上げる「裂織」技法を活かしたもので、着物を裂くところから織るまでの工程をHAP-Bが実施しています。
広島市中区橋本町4番1号村岡ビル2階
代表:牧 成代さん

コミュニティほっとスペースぽんぽん様
こどもの発達支援センターや、障がいのある方の社会参加の支援を行う、NPO法人コミュニティリーダーひゅーるぽんが運営する、コミュニティほっとスペースぽんぽん様に、着物のハギレを利用したブローチの製作を業務委託しています。現在、タトウ紙を使った新製品も開発中。
広島市安佐南区川内6-28-15
代表:川口 隆司さん
The future of Re:ADY B
Re:ADY B aims to create an environment where everyone involved can work in a rewarding and true way.
Our philosophy is to grow both our business and our people.
Using the power of beautiful materials already existing in the world (such as kimonos and obi), born from the techniques that Japan has cultivated since ancient times,
We will tackle the issue of mass waste in the apparel industry and build a new brand concept.
First, we will work with domestic companies and organizations to expand the scale of the project by making Setouchi Mirai Design the hub for the project.
We will grow into a JAPAN brand that the world can be proud of.
Setouchi Mirai Design Co., Ltd. Representative Director: Natsuri Noda