捨てられる着物と帯を、
障がいのある方々と共に、
世界が認める一点物へ。
着物アップサイクルブランド Re:ADY B は、廃棄される着物・帯をバッグや財布・アクセサリーへと再生します。2026年、Fashion Design 部門(Handmade)で日本企業初となる London Design Awards Gold Winner(金賞)を受賞。広島を拠点に、環境・福祉・伝統をひとつの循環でつなぐアップサイクル事業です。
Why Re:ADY B
日本の文化の結晶が、
価値を還元されないまま失われている。
婚礼や成人の日をともにした一枚が、役目を終えた途端にごみか投げ売りの古着になる。織りも金糸も、まだ美しいまま。廃棄だけが問題ではない——海外バイヤーに買い付けられ国外で高値で転売される流れも続いており、織り手にも染め手にも文化にも価値は還元されない。一方で、丁寧な手仕事のできる障がいのある方々は、その力に見合う仕事と対価を得られずにいる。
How it works
廃棄される着物と帯を、
日常の一点物へ。
仕入れから製作、販売まで国内で一貫させ、失われかけた価値をつくり手と地域へ還元する。主力製品はバッグ・財布・名刺入れ・アクセサリー。すべて一点物です。
遺品整理事業者・リサイクルショップと連携した独自ルートで廃棄される着物・帯を仕入れる
11施設の就労継続支援B型事業所と伝統工芸職人の分業体制で一点ずつ手で製作
バッグ、財布、名刺入れ、アクセサリー。柄の出方が異なる、すべて一点物
国内3拠点の常設販売、越境EC、企業連携で国内外の使い手へ
売上と物語が作り手と地域へ還り、次の一枚を救い出す力になる
ビジネスモデルはファブレス型——本社は素材管理・デザイン・ブランド・販路開拓に特化し、製造は福祉事業所・伝統工芸職人への業務委託。売上の成長が、そのまま地域の就労機会と工賃の拡大につながります。
The Award
「London Design Awards 2026」
Gold Winner 受賞のご報告。
このたび、瀬戸内ミライデザインのブランド「Re:ADY B」は、International Awards Associate(IAA)が主催する国際デザインアワード「London Design Awards 2026」において、Gold Winner(金賞)を受賞いたしました。AlibabaやOPPOなど、世界的企業も名を連ねるアワードです。
受賞作は、新シリーズ「MIKOSHI Bag」。帯のアップサイクルと広島の伝統工芸、就労継続支援B型事業所との協働が評価されました。Fashion Design 部門(Handmade)での金賞は、日本企業として初となります。
The Work — MIKOSHI Bag
一本の帯には、
鞄になる前の物語がある。
儀式のため、祈りのため、人生の節目のために織られてきた着物や帯。日本で最も洗練された織物の伝統のひとつでありながら、年間で1,000トンも廃棄されていると言われています。
— Hand-engraved by Hiroshima's last-generation metal craftsmen.
MIKOSHI Bag の設計思想は「構造に対する誠実さ」です。帯を裁断して別のかたちに組み替えるのではなく、帯本来の幅をそのまま鞄のシルエットの土台にしています。そうすることで、織り手が意図した連続する文様が、断ち切られることなく鞄の表面を流れていきます。
持ち手は、1890年創業・五代目を数える広島の彫金師〈吉田 州伸氏〉が一点ずつ手で彫ったもの。刻まれた唐草文は、永遠・繁栄・再生を象徴する文様です。役目を終えた帯が新たな用途を得ること、消えゆく技術が新しい表現を見つけること、そして就労支援施設の熟練の手が仕事に新たな意味を見いだすこと——その全てを映す文様として、意図して選ばれました。
革の縁かがりは、広島県三原市の就労継続支援B型事業所やっさ工房にしまちの職人による手縫い。一つひとつの鞄に合わせて、使う帯に最も調和する革紐の色が個別に選ばれます。帯は、切り取る位置によって文様の現れ方が異なり、一点ごとに異なる表情を生み出します。また、彫金の持ち手に施される柄や革縫製にも、手仕事ならではの個体差が宿り、同じものは二つとして存在しません。
Message from our mentor
Re:ADY B は、2025年7月24日に開催された、株式会社マザーハウス 代表取締役副社長・山崎大祐氏主催の「億をめざす!オープン壁打ち道場」への参加をきっかけに、本格的な海外市場調査へと踏み出しました。当時まだ開発段階であった「MIKOSHI Bag」の海外市場における可能性を早期にリサーチできたことは、今回の受賞にも大きく寄与しています。
さらに、2026年4月より、山崎氏が創業・経営経験をもとに主宰されている「思いをカタチにする経営ゼミ(第16期)」へゼミ生として参加し、ブランドに込める思いの解像度の高め方から、プロダクト・サービスの設計、届け方に至るまで、実践的かつ具体的なアドバイスをいただいております。その学びと後押しが、今回海外アワードへの挑戦を決断する大きな原動力となりました。
「ロンドンデザインアワード受賞、おめでとうございます。伝統工芸に対して、新しいアプローチで次々とプロダクトを生み出し続ける未来に、ワクワクします。ここはまだまだスタートライン、ここから更なる飛躍を期待しています。」
Track record
創業1年半の、実測値。
2026年、広島県承認の経営革新計画のもと本格事業化フェーズへ移行。以下は実証実験期間(〜2025年9月)の実績です。
Partners & collaborations
スポーツ、福祉、国際交流、自治体。
連携が広がっている。
サンフレッチェ広島
広島県産真田紐と寺院・神輿の装飾パーツを使ったアクセサリー等がインバウンド需要向け商品に採択。2026年4月販売開始。
日本ブラインドサッカー協会
目の見えない方も指先の感触で楽しめる「KURO Series」を共同開発。障がいのある方が作り手であると同時に使い手として関わる製品づくり。
PEACE BOAT
地球一周の船旅を運営するPEACE BOATのアフリカ大使館訪問の贈答品として、着物とアフリカの布カンガを組み合わせたカードケースを製作。
広島県三原市
市と連携して市内の福祉施設と協業。着物再生のバッグ・小物がふるさと納税返礼品に登録され、産福連携モデルの公共性が認められた。
このほか熊野筆・広島仏壇彫金・広島県産デニムなど地場産業との協業を含め、連携実績は10社超(2026年6月時点)。
Vision
「和」の価値の再定義を通した、
誰もがやりがいを持って働ける世界へ。
捨てられるはずだった着物と帯、埋もれていた作り手の力。その両方を広島から世界へ届け、環境・福祉・伝統・教育をひとつの循環でつなぎます。
私たちはまだ小さなブランドです。けれど、使われなくなった帯や着物に、もう一度命を吹き込むこと。広島の産地に積み重なってきた手しごとを、次の世代へつなぐこと。障がいのある人もない人も、分け隔てなく支え合いながらものをつくること。——その一つひとつが、数字にはならない価値として、確かに残っていくのだと考えています。
「支援だから買う」ではなく「美しいから選ばれる」。
Products
Re:ADY B を、
日常へ。
一点を選ぶことが、次の着物を救い、作り手の手しごとにつながります。すべての製品は廃棄される着物・帯を素材に、就労継続支援B型事業所と伝統工芸職人が一点ずつ手がけた一点物。同じものは二つとありません。
受賞記念アイテムは現在準備中です。ご購入・受注生産のご相談、納期のお問い合わせは下記より承ります。
Together
広島のものづくりを、
もっと世界へ。
- 役目を終えた帯・着物をお持ちでしたら、ぜひお譲りください
- リサイクルショップ、B型事業所、伝統工芸の職人をご存じでしたら、ご紹介ください
- 「いい仕事をしているのに、行き先に困っている」——そんなつくり手を探しています
