株式会社瀬戸内ミライデザイン(本社:広島県広島市、代表取締役  野田 夏梨  以下、瀬戸内ミライデザイン)と、一般社団法人 HAP-lab(所在地 : 広島県広島市、代表理事 牧 成代 以下、HAP-lab)が運営する就労継続支援B型事業所「HAP-B」は、瀬戸内ミライデザイン運営の廃棄寸前の着物生地などをアップサイクルするエシカルファッションブランド「Re:ADY B」において、着物を再利用した「裂織(さきおり)」技法を用いた壁掛けやマットなどのインテリアの共同開発・販売を開始することをお知らせします。

Re:ADY Bについて
Re:ADY B」は、40兆円規模で日本中に眠るとされている着物や帯などをアップサイクルし、新たな価値を創出するプロジェクトとして誕生し、以下社会課題の解決の加速を目指します。

  1. 着物の廃棄問題の解決
    年間50万トンとされる衣料廃棄量の削減に寄与しながらアップサイクルを通して日本文化の継承を行い、サステナブルな社会づくりを推進します。
  2. 障がいのある方の就労支援
    就労継続支援B型事業所との連携にて、成果物に応じた公正な支払い体制を実現。働く喜びとスキルアップの機会を提供します。
  3. 日本文化の継承と発信
    とこらぼとの協力により、広島県内の着物や帯を収集し、伝統と現代デザインを融合させた商品を国内外へ発信します。
  4. 女性の働き方改革 : Re:ADY B」は、コアメンバー全員が子育て中の女性です。結婚や出産といったライフイベントがキャリアに影響するケースがある女性の働き方の改革として、それぞれのライフスタイルに合わせたフレックスな働き方を推進しています。


協業の背景
ReADY B
は、伝統的な着物生地を現代のファッションアイテムへと再生することをコンセプトにしたブランドです。一方、HAP-Bは多様な個性を持つ人々が活躍するB型事業所として、地域資源を活用したものづくりを推進しています。両者の理念が重なり、今回の協業が実現しました。

新商品の特徴
今回の壁掛けインテリアは、役目を終えた着物を裂き、手作業で織り上げる「裂織」技法を活かしたものです。HAP-Bでは、着物を裂くところから織るまでの行程を実施しており、用途別の製品化を瀬戸内ミライデザインが行うことで、多様なニーズに応えるラインナップとして展開予定です。
この技法により、着物の繊細な色彩や風合いを残しつつ、新たな命を吹き込んだ唯一無二のアートピースが誕生します。

「裂織」とは
「裂織(さきおり)」とは、廃棄寸前の古い着物や布地を細く裂いて糸状にし、それを織り直すことで新たな布地として再生する伝統的な技法です。もともとは、限られた資源を無駄にしない知恵として発展しましたが、現代ではサステナブルなライフスタイルに寄与する再生アートとして注目されています。裂かれた布が織り込まれることで、独特の風合いや温かみ、そして一点ものならではの個性が生まれます。

社会的インパクト
このプロジェクトは、伝統文化の継承と廃棄物削減に寄与するだけでなく、HAP-Bのメンバーを弊社の協業アーティストとしてともに社会貢献を行いながら、購入者に単なるインテリアとしてではなく、ストーリー性と温かみのある唯一無二の製品を提供ことができます。

今後の展開
第一弾の商品は2025年春に発売開始予定です。今後は、国内外の展示会やオンラインストアでの販売を予定しており、BtoBとしてホテルや企業のインテリアとしても普及推進を行う予定です。引き続き、持続可能なライフスタイルを提案する商品ラインナップを拡充していきます。


一般社団法人 HAP-labについて
社名 : 一般社団法人 HAP-lab
所在地 : 広島県広島市中区橋本町4番1号村岡ビル2階
代表 : 代表理事 牧 成代
URL : https://artspace-hap.com/

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