エシカルファッションブランド「Re:ADY B」マーケティング ディレクターのSUMIREです!
2025年もどうぞよろしくお願いいたします!
着られることなくタンスの中で眠っている、廃棄寸前の帯や着物。
Re:ADY Bでは、そんな帯をバッグに、着物をスーツへと生まれ変わらせます。
帯も着物も、繊細でとても美しい。
この美しさを最大限に生かすことを大切にし、一点一点手作業で制作しています。
シンプルだからこそ伝わる美しさ
「8-way clutch bag」は、縫製もデザインもシンプルです。
もっと凝ろうと思えばいくらでも凝ることはできます。
でも、あえてしていません。その理由は、縫製作業の工程にあります。
「8-way-clutch bag」プロジェクトでは、障害のある方の就労支援に取り組んでおり、
縫製作業の一部を就労継続支援B型事業所に業務委託しています。
単純な繰り返し作業はできるものの、複雑な作業は難しいため、
デザインから考えるのではなく、「できることは何か」から考えました。
だから、シンプルなのです。
シンプルにしたことで、帯そのものの美しさを引き出すことに繋がりました。
事業所の方々との制作でなければ、このRe:ADY Bのバッグは生まれなかったでしょう。
縫製作業においては課題もあり、事業所の方たちとコミュニケーションを取り、
試行錯誤を繰り返しながら良いものを丁寧につくっていきます。
全て手作業であるため、少し時間はかかりますが、
ラインナップもこれからどんどん増えていきますので、楽しみにしていてくださいね。
注目してほしい帯の模様
「8-way clutch bag」を選ぶ際、インスピレーションで気に入ったものを選ぶのもいいですが、
帯には植物や動物、自然などあらゆる文様が表現されているので、
その意味を知るとより楽しんで選んでいただけると思います。
たとえばこちらのバッグ
使用したのは袋帯。「亀甲文(きっこうもん)」を生かした作りになっています。
日本では古来より亀は「長寿吉兆」の象徴として挙げられることから、
縁起のよい文様として親しまれています。
英語では蜂の巣に見立てて、ビーハイブパターンといわれていますね。
名古屋帯から、椿文(つばきもん)の部分を生かしました。
椿は春の到来を告げる聖なる木として古くから親しまれています。
レトロで鮮やかな赤が目をひきます。
学べば学ぶほど、着物という伝統文化は本当に奥が深く、魅力的です。
Re:ADY Bのバッグを通してその魅力が伝わるよう、
広島から世界へ発信していきます。